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雨の甲ヶ崎

 5月16日(土)が良い天気だったので、FC KAWATAの小島会長をはじめ、トッチャン、シンちゃんとボート釣りに行くことになった。この時点で週間天気予報には雨マークも出ていなかったので、気分はルンルン、目はランラン、鼻息フンフンで釣行準備を済ませた。
 その夜、寝る間際にインターネットの天気予報を見ると、な…な…な…なんと! 弱雨の予報ではないか! う〜む…まぁしかし、週間予報もアテにならないんだからダイジョブじゃないかな?…などとお気楽気分でフトンに潜ったのである。
 良く17日の午前2時に起き、小島会長の軽トラックに2艇のボートを積み込むと、シンちゃんの車に3人が乗り込み、2台の車はで3時に出発した。
「星は出てねぇけんど、何とかなるんでねぇべか?」と、安易な気持ちで車を走らせるものの、すぐさま雨が降り出したのだった…。それでも「弱雨」の予報どおりフロントガラスを濡らす雨粒は小さい。「なんくるないさぁ〜」などとほざいていたが、上中の「ヌクイ釣具店」に着く頃には、本格的は雨に変わっていた…。
 すっかり意気消沈したオッサン達はやる気も無くし、ヌクイ店内で何を買うわけでもなく、ズルズルダラダラと過ごす。
 一向に止む気配のない雨に、オイラは帰りたい気分であったが、「犬熊に行って穴釣りをしよっ!」という小島会長の一声で行き先変更が決定し、それぞれイシゴカイやアオイソメを購入すると再び車を走らせるのであった。
 この雨の中、駐車料金を取られるのもイヤなので展望台に車を止め、急な階段を降りて砂浜に出る。穴釣りをするには波止までさらに歩かねばならないが、その気力もなく砂浜からチョイ投げ釣りをすることにした。
 しかし、いきなり根掛かりしてPEラインから切れてしまった…。仕掛けを替えて再び投げると、先程の根掛かりでかなりのPEラインを損失したのか、ラインが出尽くしてビヨ〜ン!と跳ね返ってきたのである。さらにやる気は無くなる…。
 超チョイ投げで仕掛けを引きずると、ココンとアタリはあるがなかなか乗らない。何投かするうちにメゴチが釣れだし、そのうちメゴチが入れ食いになった。大きければ何とか天ぷらにしようかとも思うが、いずれもミニメゴチなのでうんざりする。
 しばらくして明確なアタリがあり、17センチほどのキスを釣るも、その後はメゴチメゴチフグメゴチ…と続く…。
 雨の中、傘を差しつつ釣りをする会長が「雨に濡れずに釣り出来るところに行こっ!」と唸り出すが、そんなとこ誰も知らない。結局、車を横付けして釣りが出来る場所を模索し、甲ヶ崎(藤田釣具店のやや西)へと移動する。
 この辺ならハネ・セイゴ狙いがセオリーだと思い、ヒラメ用自作仕掛けを取りだしてアオイソメの房掛けを放り込むが、反応は無い…。時々キス仕掛けにハゼが釣れる程度である。
 しばらく車の中で仮眠を取り再びチャレンジするが、ハゼ・ヒイラギくらいしか釣れない。
 そうこうしているうちに藻に引っかかったようで、ズルズルと重いが引き寄せられる仕掛けを見ていると、それは藻では無くタコだった。「おっ!タコや!」と叫んだのに驚いたか、タコはスッと逃げていったのである。すぐさま仕掛けをエギに変えて投げ返すが、結局タコは釣れずに終わった…。
 オイラの結果はハゼ3尾、キス2尾という釣果。まあまあ、後半は雨も止んだし、この状況でボウズじゃなかったことに感謝しようじゃないか。それに、FC KAWATA結成十年の今年に相応しく、初期の頃の釣りが再現出来たのも不思議な巡り合わせではないだろうか。
 思い起こせば10年前、投げ釣りしか知らず、どの季節も、どこへいっても投げるだけだった。それでも楽しかったあの頃が懐かしい…。そうだ、オイラの原点は「お金のかからない趣味」として釣りを始めたのだ。ようし! 今年は取材以外では筏や船に乗らないようにしよう! …と、新たな誓いを立てるオイラであった。
 が…しかし、よ〜く考えてみれば、最近はどの釣りも取材がらみのものが多く、今回のように釣果が少ないと記事にもならないので、結局こういう時が個人的な釣行となるのである…。じゃあ何も変わってないってことか…?

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