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| 6月7日(土)、午前2時半起床、午前3時半に我が家を出発した。 今日は「釣場速報」の取材で兵庫県は明石へ、船のタコ釣りの取材に行くのだ。 途中、ガソリンを入れたり、コンビニに寄ったりして現地に到着したのは午前5時過ぎだった。 すでに乗船場の前には大勢の人が集まっており、とりあえず荷物を下ろして車を駐車場に入れる。 午前5時半になって、船長一家が到着。乗船準備を始めるとともに、予約した人を順次呼び出し、料金を徴収して乗せていく。 全員が乗船し、最後にオイラが乗船する。ここで大きな問題が発生した。取材なので乗船料はいらないと思い込んでいたのが間違いだった…。必要だったのである…。冷や汗タラ〜リで財布をのぞきこみ、小銭をかき集めて料金を支払うと、残ったお金は223円…。ギリギリセーフ…。 ま、あとは野となれ山となれ…と開き直り、お気楽気分で乗船し、いざ出船。 数十分で淡路沖のポイントに到着すると、事前にセットしたテンヤ仕掛けを投入する。仕掛けは名田屋特製オリジナルテンヤで、まず豚の脂身を乗せ、さらにそのうえにゼンゴ部分をそぎ落としたアジを乗せるというもの。テンヤの20センチほど上にはキラキラ光るテープが付けられていた。 水深30メートルちょっと。テンヤが底に着くと手首を上下させながら、キラキラテープでタコにアピールする。寅さんの実家の隣りに住むタコ社長が、スパンコールのキラキラ衣裳を着た飲み屋のオネーチャンに誘われるがまま呑みに行ってしまう…という設定をイメージしてもらうと、わかりやすいかもしれない。たぶん…。 隣りの磯貝さんが早くも1パイ目のタコを釣り上げた。そのタコを見ていると、まんまと騙されたタコ社長が「良いオンナだったもんで、つい…。いやまったく面目ない」と、言い訳しながら顔を赤くして頭を掻いているようにも見える…。んなことないか…。 さらにもう1パイを磯貝さんが釣り上げたところで、ようやくオイラにもそれらしい反応があった。といっても、魚のようにビクビク!、グングン!という明確なアタリがあるわけではない。テンヤだけの重みをしっかりと覚え込んでいるので、それ以上の重みが加わった…という反応である。 とにもかくにも、躊躇していてはタコに逃げられるだけ。ここは大きくアワセを入れて一気に巻き上げるしかない。船から身を乗り出すようにしてラインの下の方を持ち、ソレッと腕を高く突き上げると手を休めることなく巻き上げる。うむ、確かに重いぞ。 こうしてオイラは1パイ目のタコを釣り上げたのである。サイズは700〜800グラムくらいか? なかなかの大きさだ。 しばらくして2ハイ目を釣り上げたものの、その後アタリは遠ざかった。時折「重い?」という感触はあるが、底に石があるようで、ソレにひっかかっただけのようだ。 この日、不覚にも指サックを車に置き忘れていたため、ラインが擦れて右手人差し指が痛くなってきた。コーヒーにはクリープ、ビールには枝豆、夏の浜辺にはビキニ…、何だかわからなくなってきたが、とにかくタコ釣りには指サックが必需品だということだ。 しばらくすると再び釣れ始めたようで、船上のあちらこちらでタコが上がっている。潮の流れにも関係があるのだろうか、やはりオイラにも反応があり3ハイ目が釣れたのだった。 隣の磯貝さんは自前のサンマですでに8ハイを上げている。オイラは「みんなと同じように」とか「流行だから」などといって人に合わせるのが嫌いな天の邪鬼なので、人と違う仕掛けやエサというのに興味がある。なのでひそかに「そうか、サンマか。覚えとこ!」などと呟くのであった。 結局、午後1時までにオイラは5ハイのタコを釣り、磯貝さんは11ハイで竿頭となった。まぁ初めて船のタコ釣りに挑戦して5ハイの釣果は、オイラにとっては上出来といえるのではなかろうか。 午後1時から潮が速くなったのか、アジ釣りに変更となる。しかし、オイラの財布には223円しか残っておらず、船内で販売している仕掛けも買えないのでアジ釣りはやらず…。うう〜、悲しい…。 とはいうものの、良型のアジが入れ食い!というワケではなく、20センチくらいのアジがポツ…ポツ…と釣れる程度なので、それほど悔しくは無かった。 そして午後2時に釣りは終了。 波止を歩き回ってのタコ釣りと違い、船のタコ釣りは初めてだったワケだが、いやなかなか面白いものであった。ただ、後日カミさんと買い物に行った際、タコが予想以上に高価なのを見て驚き「う〜む…、もっとタコさん(たくさん)釣れば良かった」と思った…。 |

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